セルフプレジャーでオーガズムを得るためには(イクため)にはいくつものテクニックが必要になります。
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脳を興奮させる
女性はホルモンバランスの変化で生理前後にムラムラすることはありますが、基本的に自発的に欲情することはないと言われています。
女性が性的に興奮するにはなんらかの外的要因が必要です。
例えば自分が興奮するシチュエーションを想像することや、興奮する動画をみて視覚・聴覚…の刺激を受けて脳が興奮して初めて肉体も興奮できるようになります。
脳が興奮していない平常時に性器を触ってみてもなかなか気持ちよくはなりません。
逆に脳が性的に興奮しきっている状態ならば、ほんのちょっとの刺激で高いオーガズムを得ることができます。
愛撫は焦らない
脳が興奮してくると、少しずつ下半身がムズムズしてくるかも知れません。
脳の興奮に伴い、自然に性器への血流が増して熱く感じたり愛液が溢れたり、クリトリスが勃起してきたり、体の反応が出てくるはずです。
そうなってくると、いよいよ実際の愛撫のスタートですが、より高いオーガズムを得るためには最初から性器を触ることはせずに、自分自身を焦らしながら徐々に快感を高めながら核心に近づく方が、終わった後に放心状態になるような質の高い快感が得られるのです。
マッサージと同じように心臓から遠い腕や脚の愛撫から始めて、太もも・お尻・脇腹・乳首へと移動していきます。それから感じやすい乳首・会陰へ。
「もう限界…」と感じてから、クリトリス・陰唇・膣でオーガズムへ向かいます。
感じやすい部分・感じにくい部分については個人差があるので、自分で触りながら試していってください。
性感は開発されていくものなので、最初は感じなくても触り方を変えたり、何度も愛撫をくり返すうちにどんどん敏感になっていきます。
呼吸法
性的な経験が豊富になってくると、体が無意識にオーガズムを得やすいように反応するようになります。
女性が興奮時に喘ぎ声を出したり、何かしらの言葉を無意識に口にするのも体が自然に学習したテクニックと言われています。
人間は声を出しているときには息を吸うことはできません。
吸えないということは、体内の酸素濃度が低くなり、酸欠に陥りやすくなるということになります。イク直前に断続的に声を発するのは、こういう理由です。
荒い息遣いも、体が自然に学んだテクニックです。
興奮が高まってきたら、わざと深くて荒い呼吸を心がけてみましょう。
さらにはイキそうな感じになってきたら、呼吸を止めてしまっても効果絶大です。
故意に脳の酸欠状態を作れるようになれば、いつでもイクことができるようになります。
筋肉に力を入れる
呼吸以外にも、脳を酸欠にするために無意識にしている行為があります。
それは筋肉に力を入れること。
女性はイク瞬間、背筋を仰け反らせることがよくあります。
これも筋肉を無意識に硬直させて、酸素消費を促しているのです。
人体でも最も酸素を消費するのは筋肉です。
その仕組みを知識ではなく、経験で知っているのですね。
そこで、意図的に筋肉を硬直させることによって、より酸欠に近づけるテクニックもあります。
仰向けの場合
お尻を浮かせて背筋を反らせる。脚をまっすぐにして爪先までピンと伸ばし、太ももに力を入れる。お尻をきゅっとすぼめる。
太腿筋を収縮することで、血流が改善され、快感を増強することができます。
足ピンオナニーに慣れると、この体勢以外でイキにくくなるデメリットもあります。
うつ伏せの場合
お尻を浮かせ、爪先以外は宙に浮かせる。自然に下半身に力が入る。お尻もすぼめる
立っている場合
中腰になって下半身に力を入れる。
セルフプレジャーでは、腰の下に枕を敷いたりすると楽ですよ。
心地よいリズムで
一定間隔の単調なリズムで
電車に揺られている時、ガタンゴトンと単調なリズムを関していると次第に眠くなってきます。
どこまでも続くまっすぐで信号がない単調な道路を走っているときにも、ふと睡魔に襲われたりすることもあるでしょう。
単調に延々と続く振動は、人体をリラックスさせて脳を落ち着かせる作用があります。
セルフプレジャーでの愛撫も、速い遅いに関わらず、リズムは一定に刻むようにするとリラックスして快感を得やすい状態に入れます。
心臓の鼓動と同じリズムで
泣き叫んでいる赤ちゃんに心臓が脈打つ音を聞かせると、不思議なことに泣き止むことがあります。
これは、お母さんの胎内にいたときの安心感を思い出すからだと言われていますが、大人にとっても心臓の鼓動は心地よいリズムです。
大人にとっては、常に振動している自分の身体のリズムに逆らわずに、シンクロしているのが心地よいのだそうです。
愛撫のリズムも速度も心臓が脈打つリズムに合わせると効果が倍増します。
また、性的な興奮が高まるに伴って、脈拍も段々と速くなっていきます。
これに合わせて指を動かす速度も速め、身体のリズムに同調させると、肉体は違和感なく指先の快感を受け入れることができます。
自分にとって気持ちいいと感じる速度が心臓の鼓動と同じであることが多いので、意識せずにしっくりくる速度を心がけましょう。