コラム

クリトリス:快感専用の不思議な臓器

女性の体には、外性器と内性器があります。
外性器は触れることができる部分で、クリトリスもその一つ。内性器には子宮や卵巣が含まれます。
クリトリスは見える部分だけでなく、大部分が体の内側に隠れているんです
人によって違いはありますが、全体のサイズはだいたい9〜12cm。
見える部分である陰核亀頭は、5〜15mmくらいの大きさが一般的です。

クリトリスの役割って?

そして、クリトリスは心臓や肺、胃、大腸などと同じく、体の臓器の一つ
この話をすると、意外に思われる方も多いかもしれません。
でも、クリトリスの臓器としての役割ってすごく大事。心臓が血液を送り出すポンプの役割をしているように、クリトリスにも大切な役割があります。
それは、快感を得ること、オーガズムを感じることがクリトリスの仕事です。
これを初めて知ると、ちょっと驚かれるかもしれませんが、これが真実。

クリトリスの発見と研究

クリトリスは1559年に発見されて、その名前はギリシャ語の「クレイトリス」に由来しています。
1953年には、アメリカの科学者たちが700人以上の女性を調査して、クリトリスが快感を得るための臓器だということを明らかにしました。
その後も研究は進み、1998年にはMRIを使った研究でクリトリスの解剖学的な仕組みが解明されたんです。

快感を生むメカニズム

クリトリスが快感を得る器官とされる理由は、全体を刺激すると、スポンジ状の海綿体が膨張して、男性の勃起と似たような現象が起こります。
この膨張によって、大前庭腺が圧迫されて分泌物が出るんです。
これが「濡れる」という状態。セックスの途中で乾燥を感じたり、痛みを感じたりするのは、この海綿体がしぼんでしまったからです。
女性にも勃起があり、時には中折れすることもあるんですよ。不思議ですよね。
でも、これらすべてはクリトリスの働きによるもので、得られた快感は膣や肛門を通じて脳に伝わり、オーガズムへとつながっていくんです。

クリトリスの特別な役割

クリトリスは、快感を生み出す臓器として、他にはない特別な役割を持っています。
だからこそ、「快感を得るためだけの臓器」と言われるんですね。

クリトリスと向き合うことの大切さ

クリトリスの仕組みを知ると、恥ずかしさやタブー視されることが少なくなると思いませんか?
腸が正常に機能するようにサポートする腸活のように、クリトリスにも意識を向けて、自分自身の快感を探求してみてくださいね。

 

参考文献:うるおいの膣レッチ

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