膣の愛撫方法を紹介していきます。
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膣の愛撫方法の基本
膣は、入り口から数センチまでと、膣奥にしか神経が通っていません。 内部は、けっこう鈍感な造りになっています。そこで、むやみに弄るのではなく、部分によって効果的な愛撫をする必要があります。
例えば、入り口から2~3センチの腹側の壁にあるGスポットや膣の最奥は、 圧迫が効果的だし、入り口付近は摩擦が気持ちいい部分。 その他、子宮口をクリトリスのように弾いたりする方法もあります。 Gスポットの愛撫を覚えると、潮を吹くこともあります。
ただし、膣の内部は粘膜になっていますから、爪を伸ばしている人は挿入しない方がいいでしょう。ほんのちょっとの引っ掻き傷から細菌が侵入し、痒くなったり、オリモノが出たり、時には悪臭の原因にもなります。
指を挿入する際には、爪を切って、必ず石鹸で手を洗いましょう。それから、肛門に一度挿入した指で、膣を触らないようにしてください。うっかりしがちなことですが、これも何らかの感染症・膀胱炎にかかる確率がかなり高いのです。
指ピストン~スタンダード
まずは最も簡単なピストン運動による刺激です。 指を膣に挿入しますが、 何本挿れるかは、個々のサイズによります。痛くない程度に、そして、ユルユルではなく挿入感をちゃんと感じるボリュームが必要です。
指は、深く挿れなくても大丈夫です。 感じるのは入り口付近だけですので、2 ~3センチ以内で出したり入れたりしましょう。出し入れする幅は、小刻みに数ミリだけでも、ゆっくり大きくでもかまいません。組み合わせれば、レパートリーになります。最初は、自分の脈動と同じくらいのリズムで感じてきたら徐々にスピードアップします。
脚は閉じ気味にしておいた方が、より挿入感があるでしょう。入り口付近のヒダも摩擦されやすくなって、快感度が上がります。 単純なのにオーガズムを得られる愛撫ですので、興奮が高まった最終局面で試してみてください。慣れてきたら、リズムの変則技を使ってみましょう。セックスと同様、同じ動きばかりでは身体が飽きてしまいますから、5回ゆっくりピストンしたら10回速 くピストンさせたり、時々指を全て出してしまって、しばらくしてから再挿入させたり、緩急のリズムは、自分が気持ちいいと思う程度でOKです。
指ピストン~関節を使う
ストレートな指ピストンに飽きたら、関節技を使ってみましょう。やり方は簡単。ちょっと指を曲げるだけです。
まずに指を挿入してから関節を曲げてみましょう。 すると指の腹が膣の前壁に、関節が膣の後壁に当ります。その状態でピストンさせると、指の腹がGス ポットの上を行ったり来たり、関節部分が膣壁をグリグリ力強く引っ掻くように刺激してくれます。
指を伸ばしたままのピストンより、限られた部分を集中して愛撫しますので、感度はいっそう高いものに。
さらに技として、指2本V字ビストンがあります。 指を2本挿入し、関節を曲げ、その指をVサインのように広げてみましょう。 Gスポットから指先が外れてしまいますが、「もうちょっと横なのに…」という焦れったさがよかったりします。
人さし指と薬指でVサインを作り、中指を伸ばした状態でピストンする複合技可能です。逆に中指だけを曲げ、人さし指と薬指を伸ばしてピストンさせるのも、もちろんアリです。
膣の愛撫:いろいろな指の動き
指使いの方法を紹介します。
手首ねじ
挿入した手の手首を左右に捻るようにして、半回転のドリルの要領でピストンさせるものです。 2~3本の指で行うと効果的。ピストンさせないでねじるだけでもいいですが、快感度はおちます。
トルネード
手首をねじるのではなく、納豆を混ぜるように回転させながらビストンさせる方法。ピストンさせなくてもOKです。
両刀ピストン
両手の指を挿入させ、交互に出し入れします。 右を挿れたら 左を出すという要領です。 指は、前後に並べた方がピストンしやすいと思い ます(膣穴が縦長か横長かで違ってきます)。
両刀ピストンV字
両手を使いますが、片手の指をV字に広げ、もう片手を伸ばしたままで交互にピストンさせます。 左右で刺激される場所が異なるので、なかなか高度な快感を得られます。
かき回す
興奮初期には、秩序のあるリズミカルな愛撫が効果的ですが、 フィニッシュ直前に「もうメチャクチャにして」と感じるくらい盛り上がったら、 デタラメな動きをさせても気持ちいいです。回したり、ピストンさせたり、手先が動くがまま、欲望のままにかき回しましょう。
膣を愛撫しながら腰を動かす
指はお好みの本数を挿入し、指は固定させて腰の方を動かすようにすると、 実は指を動かすより快感を得られるんです。姿勢は、うつ伏せでも仰向けでも、中腰でもかまいませんが、必ず腰を浮かせておいてください。 指を動かさないようにして、腰を前後、もしくは円を描くように動かしてください。うつ伏せや中腰なら騎乗位、仰向けなら正常位のセックスに似た快感があります。
中腰で指を挿入し、太腿を閉じて腕を挟み込んだ状態で小刻みに腰を振ってもいい感じです。腕を挟むことで、ペニスや男性と絡んでいるような擬似体験ができるのです。抱き枕を脚で挟むと安心するのと同じで、女性は脚の間に何か挟んでいた方が気持ちよさがアップする傾向があるからです。
それに脚を広げていると、どうしてもブカブカスカスカした印象がありますが、 脚を閉じているとギュッと中に詰っている感じがして、挿入感も感じられるはずです。
またこれは、腕でクリトリスや恥丘を圧迫することにもなりますので、快感度も高くなるというわけです。
Gスポット圧迫
Gスポットは、膣の腹側の壁の入り口から2~3センチくらいのところにあるのが一般的なようです。触ると、他の膣壁とはちょっと違った感触があります。ザラザラしているという人もあれば、ツルツルしている、プックリ膨らんでいるという人もあり、個人差がありますが、自分で触っていると「あ、ここだ」と分かるようです。
Gスポットの膣壁を挟んで隣には、スケネー腺と呼ばれる器官があります。スケネー腺は膀胱の入り口にあり、男性でいう前立腺と同じものです。大きさは男性よりも小さいです。男性にとって、前立腺マッサージはかなりいいもののようですから、女性にとってもスケネー腺の刺激がいいのは当然でしょう。
そのため、Gスポットを圧すと間接的にスケネー腺が刺激され、「おしっこが漏れそう」な快感があるのです。他にもGスポットは、下半身に力が入らなくなってしまうような不思議な感覚がある部分です。尿道だけでなく、肛門もユルユ ルになってしまったような気がして、内臓が全て流れ出てしまうのではと不安になるくらいです。
Gスポットは、指の腹でグイグイ圧すだけでもいいですし、軽く圧迫しながら円を描くように指を滑らせたり往復させたり、どう触っても気持ちいいです。 コツは、常に圧迫しておくだけ。まずは、自分のGスポットの位置を探さなきゃいけませんが、見つけてしまえ ばこんなに簡単に高い快感を得られるんです。
潮は、スケネー腺から分泌される液体です。 潮を吹くにはGスポットの刺激が 不可欠ということです。おしっこと異なり、自分で放出をコントロールしたり、出る感覚を自覚できたりはしませんので、ほとんどの人は吹いたかどうかは自分では分からないものです。 また、液体は透明で無味無臭と言われていますが、尿も含まれているそうです。
ですが、セルフプレジャーの時には脚を閉じ気味にしておくと、太腿に何か液体が掛かってビックリすることがあります。 これが潮です。
絶頂の瞬間に吹く人もあれば、イク寸前に吹く人もあるようです。吹いたから といっていつもより快感が高いというわけでもないし、 吹かないからといって感じていないわけではありませんが、やっぱり心身ともにかなり興奮していないと吹かないのは事実です。中身の濃いセルフプレジャーをした人だけ体験できる御褒美のようなものかもしれません。
膣最奥部圧迫
セックス経験者なら解ると思いますが、膣奥はグイグイ押し上げられると快感のある部分です。指だけのセルフプレジャーでここを感じさせるのは、なかなか難しいことです。
第一に、指先が膣奥に届かなきゃできませんから、膣と指の長さが合致した人だけに限られた愛撫方法ですね。一般的にはバイブを使った方が楽だし、高い快感を得られます。
できれば中指だけではなく、人さし指と薬指をあわせた3本が奥に到達した方がよいでしょう。また、指を挿入させると言うより、指の上に腰を降ろすようにすると圧迫しやすいです。
あとは腰を上下に動かして、指先で膣奥を圧迫するだけです。ピストンさせると言うより、グイグイ圧すのがコツです。
オーガズムを感じたことがある人は想像しやすいでしょうが、「もうイキそう・・・」 と感じた時の下腹部の感覚は、主に子宮が膨らんで移動することで生じています。 膣奥の快感は、子宮に近い分、その感覚を誘発しやすく、セックスで得る絶頂に 近いものを感じることができるでしょう。
子宮口(ポルチオ)愛撫
膣奥に指を挿入すると、最奥のちょっと手前にポチッと吹き出物のように出っ張ったものの存在に気付くかもしれません。そのポチッは、子宮口(正確には子宮頸口)です。出産時以外は、けっこう小さいんです。ちなみに、先端に開いている精子が侵入する穴は1~3ミリなんだそうです。 それが、赤ちゃんが通れるくらい広がるんですから驚きです。
子宮は、膣の真上ではなく、やや前方(腹側)に傾いていますから、子宮口も膣の前壁についています。
ここも指が奥に届かないと愛撫できませんから、限られた人だけのセルフプレジャーと言えます。ほとんどの人は、子宮口が触れるなんて思いもよらないでしょう。 子宮口は、指の先でポンポンと弾くように愛撫するのがメインですが、クリトリスと同じ突起状ですから、指の腹で転がしてみたり、クイクイ圧してみたり、 いろいろ遊んでください。
子宮口の快感は、急激に昇りつめるような激しさはありませんが、そのかわり高め安定の穏やかな快感がいつまでも続きます。長時間愉しみたい時には、試してみる価値ありですね。