みなさん、プレジャートイの起源について耳にしたことはありますか?
実は、これらのアイテムが誕生した背景には、医療目的が大きく関わっているんですよ。
19世紀の医療とヒステリー治療
19世紀初頭、ヒステリーや倦怠感といった症状は、なんと子宮のうっ血が原因だとされていました。
そんな時代の治療法として登場したのが、骨盤振動マッサージ。
つまり、女性器を刺激することで症状を緩和しようとしたわけです。
振動機の発明とプレジャートイの進化
最初は医師や技術者の手による施術が主流でしたが、これがなかなかの重労働。
手首を痛める人も少なくなかったようです。そこで、水流を利用したり、ゼンマイ駆動の振動機を使ったりと、さまざまな道具が開発されました。
イギリスのジョゼフ・モーティマ・グランヴィル医師は、医療用の電動振動器を発明し、これに特許を取得しています。
これが、現代のプレジャートイのルーツなんですね。
プレジャートイの文化的変遷
この都市伝説のような話、映画『ヒステリア』(2011年/彩ぷろ)でも取り上げられていて、プレジャートイが医療器具としてのスタートを切っていたことが描かれています。
そして時が流れ、今では機能性だけでなく、デザインにもこだわった、一見プレジャートイとは思えないようなスタイリッシュなアイテムも増えてきています。
参考文献:うるおいの膣レッチ