肛門・会陰の愛撫方法を紹介していきます。
肛門の基本
肛門を自分で愛撫するには、愛撫方法によってはけっこうキツい体勢を取なくてはいけないので、身体の固い人には難しいこともあるかもしれません。しかし、愛撫を重ねるうちに性感が開発されて、肛門だけで絶頂を得られるほどの性感帯になりうるスポットなので、試さないのは損です。抵抗がない方はまずチャレンジしてみましょう。
うんちをした時に、お腹側から手を入れて拭く人、背中側から手を回す人といろいろあるかと思いますが、普段の手の回し方と同じにすると触りやすいかと思います。
注意事項としては、肛門は排出器官で挿入に適した構造ではないので、慣れないうちは小指を挿入するのも困難な人もいます。そのため、無理をして傷つけやすいので、必ずアナル専用のローションやクリームを使い、爪は短く切っておきましょう。 指サックの使用もオススメします。 ローションは、サラサラ系ではなく粘度の高いものを選んでください。
また、肛門挿入では7センチ以上は挿れない方がいいと言われています。初心者の肛門セルフプレジャーでは、せいぜい指先しか入らないので問題ありませんが、覚えておくと後々役立つことがあるかもしれません。
肛門マッサージ
最も初歩的な愛撫方法は、肛門のマッサージです。ローションを指につけたら、肛門から数センチ離れたところから円を描くように、ゆっくりと螺旋状に肛門に向けて指を動かしましょう。
肛門の周囲もけっこう気持ちいいポイントですし、徐々に肛門に近付けることで、焦らしの効果も期待できます。少し圧迫するように力を込めるのがコツです。 肛門に到達したら、挿入しない程度にグッと圧してみましょう。
肛門に達したら、また螺旋を描きながら遠ざかり、再度近付くという動きを繰り返します。また、臀部の割れ目に沿うように指を動かしてもいいです。 この場合、肛門の上を行ったり来たりすることになります。
どちらが気持ちいいかと言えば、円を描きながらジワジワ核心に近付く方がオススメです。
さらに、指に抵抗するように肛門をギュッと絞めておくと快感度がアップするから不思議です。入ろうとする指先とイヤイヤをする肛門のせめぎ合いに快感が発生するのです。
肛門圧迫&バイブレーション
肛門に触れることに慣れたら、今度は肛門に集中して愛撫してみます。やはり肛門には力を込めて固く絞め、それを指の腹でグイグイ圧すだけの簡単愛撫ですが、ウンチが漏れそうなのをガマンするのに似た快感があります。
膣愛撫との組み合わせで、イク瞬間だけグイと肛門を圧すと気持ちいいという人もいます。
また、指を当てたまま、臀部に力を込めて指を挟みこむようにサンドイッチさせる方法もあります。 異物が挟まったような、パンツが食い込んだような不思議な快感があります。人によっては、ムズムズして気持ちいいようです。
肛門を軽く圧しながら、指を離さないようにブルブルと小刻みに振動させると、間接的に膣も振動して高い快感が得られます。イク技ではありませんが、興奮初期にじっくり行うと、身体の芯から快感が沸き出してくるはずです。
肛門と膣の筋肉は実は繋がっていて、どのような振動を与えても、結果的に膣を愛撫することになります。それもストレートな愛撫じゃなくて、間接的な愛撫なので、焦らされるのが好きな人、時間をかけて興奮を高めたい人にはうってつけなのです。
そして、そのままバイブレーションしてみましょう。
普通の人の肛門指挿入
自分で挿入すると、せいぜい指先がちょこっと入るくらいなんですが、肛門も内部には神経がなく、入り口しか感じないので深く挿入する必要がないので、ちょっとでいいのです。
肛門は緊張すると何も入らないので、なるべくリラックスしましょう。初回はマッサージをしながら肛門筋をほぐし、ゆっくり圧迫して入るかどうか確かめながら押し込んでいくと入れやすいです。
指先が入ったら、指先をわずかにピストンさせてみましょう。 最初はさほどの快感はないかもしれませんが、何度も繰り返すうちに性感が開発されていくはずです。肛門をキュッと絞めたままにするのがコツです。
指を入れたまま、プルプル振動させてみても間接膣愛撫になって気持ちいいものです。
さらに、絞めた肛門をこじ開けるように指に大きく円を描かせてみましょう。 自分で自分の肛門をレイプするようで、人によってはかなりの快感です。実際にウンチが漏れることはありませんが、本当に漏れそうな気がするので、恥ずかしさから来る心理的な興奮があるのかもしれません。
身体の柔らかい人の肛門からGスポット愛撫
柔軟性があってアクロバティックな体勢がとれるなら、さらに上の技にチャレンジしてみませんか?
直腸の腹側の壁は、粘膜1枚で膣と隣り合っています。 姿勢によっては、直腸からGスポットを間接愛撫も可能なのです。
まず仰向けのような姿勢で、Gスポットが重力で背中側に落ちるようにします。それから肛門に指を挿入し、膣側の直腸壁を触っていると、膜越しでもGスポットに指が当ると下半身が脱力するような感覚があります。(個人差あり)
Gスポットが分かったら、後はグリグリ圧迫し続けるだけ。かなり無理めな体位ですが、もしできたらオーガズムはもちろん、潮を吹くこともあるくらい気持ちいいんです。
指が根元まで挿入できるなら、ゆっくり出し入れするだけでもおしっこが漏れそうになります。 ウンチもおしっこも同時に出そうで、頭がおかしくなりそうな快感です。ピストンは、ゆっくりめが良いでしょう。 指の関節が肛門を通過する 時の引っ掛かる感触が気持ちいいので、それを味わうようにスローでいきましょう。つまり関節が凸凹している方が気持ちいいんですよ。
会陰マッサージ
正確には、会陰は左右の大陰唇が肛門側で繋がっている部分を指します。 人によって、左右が繋がっていたり、着物の襟のように合わさっていたり、離れていたり様々です。
マッサージでは、この会陰から肛門にかけての窪みを愛撫していきます。平均 して2センチ程度の長さがありますが、個人差が大きく会陰のすぐ隣が肛門の人もいます。
この部分も普段触られることが少なく、刺激に慣れていないので、ちょっと触れただけで背筋がゾクゾクするはずです。 ツルツルしていて指通りも滑らか。ここをやや力を込めて円を描くか、リズミカルに圧迫してください。 ゆっくりゆっくり時間をかけて触っていると、次第に愛液が滴るほど感じてきます。
ここは膣と肛門を繋いでいる8の字筋が交差する部分。 膣の周囲、 肛門の周囲から外堀を埋めるように快感を高めていくことが可能なんですね。
ただし、他の部位と異なり、指をバイブさせるより、ゆっくり円を描いた方が効果的です。
会陰弾き&なぞり
会陰は大陰唇が合わさったところですので、必然的に周囲よりちょっと出っ張っているんですね。膣前庭から肛門方面に指を這わせると、どうしても会陰で引っ掛かるのですが、 その瞬間にジンと背骨に響くような快感があるのです。
膣前庭を愛撫するついでに、ちょっと指先を会陰まで出張させてみるといいでしょう。
また、わざと会陰のところだけを指でピンピンと弾いてみると、身体がピクンピクンと跳ねるほどです。親指を使うと弾きやすいです。 二の腕の毛が逆立って鳥肌が立つのを覚えるでしょう。
だからといって延々とやっていると快感がなくなってくるので、時々セルフプレジャーのおかず程度に触るのが効果的です。
その他には、大陰唇の縁を指の腹でなぞって会陰を刺激する方法もあります。 大陰唇をなぞるのは、肛門側半分だけでけっこうです。
大陰唇の縁に指をかけ、輪ゴムを伸ばすような感覚でグリグリ〜と伸ばしながらなぞり、会陰を通過する時だけ力を抜いてそっと指を這わせるようにすると気持ちいいですよ。